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突然のトラブルにも動じなかった大阪・文楽劇場の伝統技

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2014.01.23 19:21
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[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2014年1月16日放送で「突然のトラブルに対処できる文楽の伝統」について取り上げていました。

1月14日に、大阪・中央区の国立文楽劇場でちょっとしたトラブルがありました。

国立文楽劇場に展示されている文楽人形(Ellywaさん撮影)
国立文楽劇場に展示されている文楽人形(Ellywaさん撮影)

14時20分ごろ、文楽の新春公演・昼の部「傾城恋飛脚 新口村の段」がクライマックスを迎えようとしていました。

そのとき、電気系統の故障による突然の停電で照明が落ちるというハプニングが起こりました。

しかし、大夫・三味線・人形遣いの三業(さんぎょう)はそのまま舞台を続け、さらに、裏方や手の空いている技芸員たちが懐中電灯で人形に光を当てて幕引きまで演じきったということです。

"幕が開いたらやり通す"文楽の暗黙のルール

この今回のハプニングについて、国立文楽劇場支配人の桜井弘さんはこう話します。

「なによりも、文楽を見に来てくださったお客様に迷惑をかけ、申し訳ない気持ちでいっぱいです。そもそも文楽には300年続く"幕が開いたらどんなことがあっても舞台をやり通す"という暗黙のルールがあります。今回もそのルールに従って舞台の関係者は誰の指示も受けずにトラブルに対処しました」

突然のトラブルにも対処できたのは、まさに伝統を守り続けてきたプロフェッショナルの技があってこそです。(ライター:ツカダ)

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