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塩田跡を使った「カキ養殖池」 海のものより味がまろやか

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.12.03 20:01
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[テレビ派‐広島テレビ] 2013年11月21日放送で、広島県大崎上島町の塩田跡を活用した「カキ養殖池」のそばにオープンしたカキ小屋を紹介していました。店の名前は「Oyster House」で、ファームスズキの鈴木隆さんが経営しています。

「(養殖池の獲れたてを)ここで食べられないか、というお客がたくさんいたのが(店を開いた)きっかけです。全部生きているものなので、新鮮さを肌で感じてもらえます」

炭火で焼いたプリプリのカキは、潮の香り漂う広島の冬の味覚。客の男性は「おいしい。大きいので一口では食べられない」と驚いていました。

フランスの養殖手法を参考

カキの養殖をしていた鈴木さんは、フランスなどでは海水を引き込んでカキの養殖に活用していることを知り、一昨年からこの方法を取り入れました。養殖カキは贈答用にも出荷されます。

「海と違ってカキのえぐみがなくなって、まろやかな食感が楽しめるようになります」

焼ガキ用は、海で養殖後に餌のプランクトンが豊富な塩田跡の池で寝かせた大粒のものを使用しています。「小さいものはできたら生で食べてもらえたら」と勧めていて、客の女性は「甘みがあっておいしかった」と話していました。

養殖場の夕陽(「Farm Suzuki」フェイスブックページより)
養殖場の夕陽(「Farm Suzuki」フェイスブックページより)

小ぶりなカキは養殖池で卵から育てたもので、海外のオイスターバーへの売り込みも目指しています。ゆくゆくは食品基準の厳しいシンガポールへの輸出も夢見る鈴木さんは、そのためにも地元で頑張っていきたいと話します。

カキはゴールデンウィークごろまで楽しめます。池では車エビも間もなく最盛期を迎え、カキ小屋で味わうことも。営業時間は午前11時~午後4時、定休日は水曜と年末年始で、予約が必要です。(ライター:いろはもみじ)

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