ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

NHKがふなっしーに単独インタビュー 真面目な応答に「感動」のコメント

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2013.11.26 17:27
0

船橋市非公認キャラ、"梨の妖精"ふなっしーがNHKの単独インタビューに応じ、2013年11月25日の「ニュース9」で放送された。聞き手は、普段は天気予報に出演するキャラクター「春ちゃん」。

歌番組収録のためにやってきたふなっしーは、自らの人気の理由について尋ねられ、こう分析した。

「みんな、ふなっしーの元気さと自由さが好きだというなっしー。その自由さっていうのは、やっぱりあの個人で活動しているからこそ...個人? 個梨(こなし)? 個梨なしな。個梨で活動しているからこそ、できることもけっこうあるなっていうのは痛感しているなっしー! ありがとなっしー! 梨汁ブシャー」

最初は「変なやつが来た」

ゆるキャラが登場したのは10年以上前。当時は日の当たらないマスコットだったが、2006年の「ひこにゃん」(滋賀・彦根)が大人気に。今では熊本の「くまモン」や愛媛・今治の「バリィさん」など自治体公認のキャラクターが続々登場している。

そんな中、ふなっしーは船橋市のPRに一役買いたいと自主的に活動を始めたが、地元の人の印象は芳しいものではなかった。VTRでは、そんな当時の地元の人の声が紹介された。

「基本的には、まあ梨っぽくないですけどね」
「奇声をあげたり、あんな飛び跳ねたりする感じが、『船橋ってそんな街だっけ?』という(違和感を抱いた)」

市主催のイベントに参加しようと市役所に訪れても、非公認のキャラクターでは正式な参加はできないと断られた。

「ふなっしーがふらっと市役所に入ったら、変なやつが来たって感じだったなし。後ろ盾がないので、メールを打っても電話をしても相手にしてくれなかったなしな」

ネットで人気に火がついた

それでもめげなかった。入浴シーンやランニングマシンでダイエットに挑戦するシーンなど、自治体公認キャラとは一味違った魅力をインターネットでアピール。そうした努力が実り口コミでファンは急増し、ツイッターのフォロー数は、くまモンを超える33万人に達している。

人気上昇とともに梨農家から声がかかるようになり、販促キャラに起用したところ売上は去年のおよそ倍になった。

「北は北海道から南は九州まで、ふなっしーファンから商品が欲しいという声が寄せられた」(青果市場担当者)

10月にはこれまでの活動が認められ、船橋市から感謝状が贈られ「和解」と報じられた。全国で愛されるようになった理由を次のように自己分析する。

「一から立ち上げていろいろ苦労を重ねてどんどん進んでいく姿に、ひとつの物語として皆さんが加わってもらった気がするなっしー。その物語を皆さんが見ている、共感していくという中で、いろんなことが起きた気がするなしな」

将来は子供たちを喜ばせに行きたい

このブームはどこまで続くのか?というNHKの問いに対し、ブームを冷静に受け止めていることがうかがえた。

「マスコミの取り上げられる期間は決まっていると思うなっしー。それが終わった後は、保育園とか子供たちを喜ばせに行きたいなっしー。ありがとなっしー! 梨汁ブシャー」

インタビューが流れた後、大越健介キャスターは「ふなっしーさんが神妙に語る姿を初めて見ました。感動しました」と真顔でコメント。一方、井上あさひアナウンサーは笑いをこらえていた。

ステージで愛嬌をふりまくふなっしー(編集部撮影)
ステージで愛嬌をふりまくふなっしー(編集部撮影)

11月27日にはCDデビューを果たす。歌詞には「誰にも相手にされなくっても、自分の道を進め」「どんなに汚れてしまったっても、君さえ笑えばいい」といった内容の部分もある。ブームの裏には、意外なほどまじめで献身的な姿勢があることがうかがえたインタビューだった。

ふな ふな ふなっしー~ふなっしー公式テーマソング~(初回限定盤)(DVD付)ふな ふな ふなっしー~ふなっしー公式テーマソング~(初回限定盤)(DVD付)
ふなっしー

ユニバーサルミュージック 2013-11-26
売り上げランキング : 26

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
PAGETOP