JR和佐駅の新駅舎、なんと「鉄パイプ」!? 低コストだけど、未来っぽくてかっこいい
2016.10.29 11:00
和歌山県日高川町にあるJR西日本紀勢本線(きのくに線)「和佐駅」の新駅舎が、いま注目を集めている。
1930年、旧国鉄紀勢西線の開通と共に開業した和佐駅は、1985年以降、無人化していた。旧駅舎の老朽化が目立つため、新駅舎と新改札口の工事を施工していた。
2016年10月1日、利用開始がスタートした新駅舎は、鋼板製コルゲートパイプ製。丸みを帯びた屋根の斬新なデザインだ。コルゲートパイプは、軽量で、高強度、しかも低コストという利点がある。サイロや水槽、トンネルカバーなどに使われているが、最近は建築外壁材としても注目されているという。
駅舎の面積は13平方メートルとコンパクトだが、吹き抜けの室内には木製ベンチ、時刻表、ポスター掲示板、使用済み切符入れなど必要な設備を完備している。