「入社してすぐ〝無茶な仕事〟を任された私。依頼に行った町工場で泣いてしまうと、担当のおじさんが...」(東京都・40代女性)
おじさんの技術と懐の深さに敬意と感謝を
依頼した品物が完成した暁には、受け取りに行って丁重にお礼を伝えるつもりだった。しかし、受け取りの際に対応してくれたのは別の方だった。
品物のキャップのできは完璧だった。短い納期でどうやって仕上げてくださったのかは謎である。どうしてもお礼を伝えたかったので、後日個人名で手紙を出すと、「手紙ありがとう」と会社に電話をくれた。おじさんと話したのはそれが最後で、何年か後に私はその会社を辞めた。
後から考えると、当たり前のことではあるが、プラスチック製品を作るとき、最初に鋳型を作ってから材料を成形するわけで、受注量が少なかったら本当に採算が合わないし、短期間での鋳型の作製やら材料の調達は大変だったのではないかと思う。
この場を借りて、改めておじさんの技術に敬意を表し、懐の深さに感謝の気持ちを伝えたい。
あのときは本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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