道民溺愛「セイコーマート」のオリジナル麺は気になったら即買いすべし マニアによる3品実食レポ
鶏と貝と玉ねぎのハーモニー「貝だし白湯麺」
最後に「貝だし白湯麺」。定価は税別148円で、今回の3品では最も高額な設定。
「貝だし」と「白湯」の2つの特徴を持っています。
カップ麺では、えびだしと同じく貝だしを使ったスープのものが多く出ており、アサリ、ハマグリ、ホタテなどが一般的。
今回の商品ではパッケージデザインでホタテの貝殻が描かれています。
貝だしを効かせた鶏白湯スープに、中細の油揚げ麺と、大豆挽肉、玉ねぎ、ネギといった具が合わせられています。
鶏白湯スープはとろみが強く、麺とよく絡んで一体感があり、他2品に比べるとかなり濃厚感がありました。
その中で貝だしも存在感があり、しっかり「貝だし鶏白湯」味。
ホタテに加えてアサリが入っていて、ホタテのまろやかな旨みとともに舌の横でアサリの滋味が感じられました。
スープ表面には別添の鶏油などの油脂が浮いていますが、貝の風味付けがされていて、湯気から立ち上る貝の香りがスープの貝だしをいっそう確かなものにしていました。
具は他の2品と大豆挽肉やネギが共通していて、見た目あまり違いはないのですが、他2品にはない玉ねぎが入っており、玉ねぎのクセのある風味が鶏白湯スープの輪郭をくっきり整えています。
貝だしとの相性もよく、鶏、貝、玉ねぎが複合的に絡み合っており、安価品ながら奥深さを感じる一杯でした。