「『PASMO持ってます』と宣言して乗り込んだバスで残高不足。運賃を払えない私に後ろに並んだ乗客が...」(50代女性)
銀行でおろしてくると伝えると...
「カードで払います」と伝えましたが、「カード払いはできないよ」。
在住している国ではほぼ現金を持ち歩かないでカードで生活していますが、日本でもコンビニやスーパーやレストランはどこもカードで払えるので、うっかりしていました。
「あそこに見える銀行でお金をおろしてきます」というと、「そんなに待てない」と運転手さん。
いったいどうしたらよいのかと悩んでいると、私の後ろに並んでいた方の一人が「私が払いますよ」と言って、私の分を払ってくれたのです!!
その金額は650円! 確かに大きな金額ではないですが、いざ自分の前にそんな人がいたら「なんて迷惑な人だ」「650円も持ってないの? そのくらい持ち歩くべきでしょ」と思うだけで、他人事・自己責任として通り過ぎてしまいそうです。
自分が立て替えてあげようなんて言う発想や思いやりを持ち合わせているかどうか......。私はびっくりして「え~! イヤあそこの銀行でおろしてきますのでちょっとお待ちを」と言ったのですが「大丈夫ですよ」と言ってさわやかに電車の駅に向かって走って行かれました。

年のころ30歳くらい。その時思いついた最大限のお礼として「あなたの幸運を祈っています!」と言って盛大に手を振りました。
本当に! ぜったい、あなたにはいいことがある! その思いやりで大きな幸せをつかむことでしょう。
自分のドジは棚に上げて、私もすごくハッピーな気分になりました。この顛末を友人に話しまくっていますが、みな最初は驚いて、そして喜んでくれます。「え~払ってくれたの? すごい!」と。
あの時はありがとうございました!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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