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「車イスでも入れるか飲食店に確認したら『大丈夫ですよ』の返事。店内に入るとカウンターの全ての椅子が...」(福島県・50代男性)

Jタウンネット読者

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2025.02.02 08:30
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福島県在住の50代男性・Kさんは2002年、車椅子を使っている妻や、他の仲間とともに北九州を訪れていた。

ホテルに着いた後、どこか外で食事しようと電話帳で見つけた店に連絡したところ......。

車いすの妻と一緒に行った旅で(画像はイメージ)
車いすの妻と一緒に行った旅で(画像はイメージ)

<Kさんからのおたより>

2002年、福岡県北九州市で開催された車いすバスケットボール世界選手権「北九州ゴールドカップ」。友人が女子チームの選手として参加していたので、遠方から有志5人で応援に出かけた。

試合を観戦する前夜、ちょっと飲みつつ飯を食べようと電話帳を頼りにエイヤッと電話をかけた先が、Sという店だった。

「すみません、これから5人で伺いたいのですが、ひとり車いすなんですが大丈夫ですか?」

私の問いに返ってきたのは「あ、大丈夫ですよ。お待ちしていますぅ」という返事。

5人でホテルを出て、店へ向かった。

広くない通路、しかし...

ガラガラと引き戸を開けると、店の奥に向かってカウンターが続いており、通路は広くない。

しかし、そのカウンターの中に椅子が押し込まれており、車いすでも奥の座敷まで通れるように準備してくれていたことが明らかだった。

車いすを使用しているのは私の妻なのだが、このような配慮をしてくれる店に出会うことはそう多くない。そんな中、旅先で、電話帳を見て訪れたお店のこのお心遣い。とても嬉しかった。

旅先の店で、嬉しくなる心遣い(画像はイメージ)
旅先の店で、嬉しくなる心遣い(画像はイメージ)

料理とお酒もとてもおいしく、たらふくいただいた。九州の甘い醤油で食べるお刺身に驚きながらお腹を満たした。

そして何より、店のご主人と女将さんの人柄が、ほわっと温かく心を満たしてくれた。

今はもうお店を畳まれ、別の方法で地元を盛り上げていらっしゃる、Sのご主人。心からありがとうございました。


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

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