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高知県産「食べられる緩衝材」注文してみた結果... 箱の中で待ち受ける「守り合い」にホッコリ

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2024.08.30 08:06
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ふとした会話がきっかけで2度の大バズり

取材に応じてくれたあぜち食品の代表取締役 和田しほこさんによると、同社では元々、ネットショップで商品の豆菓子や石チョコを購入した顧客に、商品PRとしてポップコーンを入れていた。

それを緩衝材として売り出すきっかけになったのは、そのことを知った友人のこんな発言だったという。

「このポップコーンって緩衝材に似てるね」

その後、和田さんはポップコーンに「食べられる緩衝材」と書いた手作りシールを貼り、「緩衝材として弊社で作っているポップコーンをいれています。ご一緒にどうぞ」と書いたメモを添えて発送するようになったという。2015年のことだった。

食べられます
食べられます

すると16年、Twitter(現・X)に「食べられる緩衝材」を投稿した購入者が現れた。

そのツイートは4万回近くリツイートされ、テレビにも取り上げられ注文が殺到!

手作りシールと手書きメモでは物理的に作業が追い付かなくなり、「食べられる緩衝材」専用のパッケージを作ったところ、今度は18年にその専用パッケージが大バズり。5万件近いリツイートだったという。

そんなこんなで定期的にSNS上で注目を浴びる商品となった「食べられる緩衝材」。

現在は「コーチ」のカバンなどを郵送する際の緩衝材としても、活躍しているんだとか。

コーチと言っても「Coach」ではない。「高知」である。

ブランド高知のプレスリリースより
ブランド高知のプレスリリースより

高知を愛し、高知の真価と魅力を世界中に拡げるべく、高知の自然や特産物をモチーフにグッズを開発している「ブランド高知」。同ブランドのバッグや財布には一面に「高知」の文字がデザインされている。

それが、ポップコーンに包まれて、届くのだ。

「高知で生まれた、ユーモアアイデアの最強のコラボとして、ひそかな人気を博しています」(和田しほこさん)

緩衝材とは本来は隙間を埋めるだけの存在である。

しかし、高知県民のユニークなアイデアによって心とお腹の隙間まで埋めてくれる存在に、進化したのだ。

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