「電車を間違えた結果、何故か〝ヤン車〟に乗ることに。小6の私は見知らぬお姉さんの勢いに押されて...」(東京都・40代男性)
流れでヤン車に乗ることになり...
ほどなく到着した次の駅では2人で改札へ行き、事情を説明。次の駅へ戻り、特急に乗っても良いということになりました。
しかし、そこは田舎のダイヤ。次の特急は2時間以上後にならないと来ません......。
とりあえず駅の外に出ると、先程のお姉さんがなにやらキョロキョロ。そして、一台の車を見つけると、運転手の方に何やら話しかけにいきました。
そして、こちらを振り返ると、「ねえ!乗せてってくれるって!行こ!」と言うではありませんか!
しかし私は躊躇しました。
まだ12歳の子供でしたし、何より、お姉さんに乗ろうと言われているそのクルマが、いわゆるちょっと怖いお兄さんの乗りそうなヤン車の様相だったからです......。
ただ、結局お姉さんの勢いに飲まれ、2人で乗り込むことに。
行き先は本来乗るべきだった特急列車の次の停車駅。
車は猛スピードで近道とされる山道を走り抜け、車内では右に左に揺られて生きた心地がしなかったのをよく覚えてます。