青春18きっぷで東京からどこまで行ける? 到着時間を一覧できる〝最強マップ〟に旅好き熱狂
2024年7月20日、夏季用青春18きっぷの利用期間がスタートする。
これを使ってどこまで行こう、とウキウキしている人も多いことだろう。
そんな人にぜひ参考にしてほしい「マップ」が2024年7月15日に投稿され、X上で5万件を超える「いいね」(19日夜時点)を集めるほどの話題となっている。
東京を中心にした同心円が描かれている。真ん中からは複数の線が伸び、全国各地の地名に繋がっているようだ。
こちら、北海道在住のグラフィックデザイナー「地図とかデザインとか」(@chizutodesign)さんが制作した画像。
地図や路線図が好きで、X上では個人の趣味で作ったものを投稿している同氏が今回投稿したのは、「平日に東京駅を始発で出発したときの各駅の到着時刻を等時線で表現したマップ」だ。
たとえば名古屋なら午前11時、大阪なら午後2時すぎ、高松なら午後6時すぎ、男鹿なら午後7時に辿りつける......といった具合である。
1つのスタンプで1日中JRの普通列車・快速列車に乗り放題になる青春18きっぷでの旅先を決めるのに、かなり有効なのではないだろうか!
この投稿に対し、X上ではこんな反応が寄せられている。
「めちゃくちゃ見やすくて分かりやすい!!」
「青春18きっぷ片手に、何も考えず行けるところまで行きたいなぁ...」
「東京駅から本州南北端まで到達できるの驚愕」
「青春18きっぷ大好き民からすると神のマップだわ。八戸いけるんだ...」
全て手作業で作成
18日、Jタウンネット記者の取材に応じた制作者・@chizutodesignさんよると、話題のマップは6年前、東京に住んでいた時に作ったもののリメイク版。
元は18きっぷを使って東北や西日本まで行ったことがあった@chizutodesignさんが、東京から1日でどこまで行けるのか気になり、制作したものだったという。
そして数年前、北海道に引っ越したため、札幌起点バージョンを作ってみたところ「東京のも見たい」との声があり、今回リメイクするに至った。
マップは、JR各社の公式ウェブサイト等から時刻データを算出し、Adobeのデザイン系ソフト・イラストレーターを使用して作成。
「新幹線や特急を使わずに東京から1日で青森や山口・四国まで行けてしまうという驚きはもちろんですが、6年前に作ったものと比較すると到達できなくなったところ・できるようになったところなどの違いが可視化されて興味深いと思いました」(@chizutodesignさん)
なお、記事でご紹介したマップは15日の投稿後にユーザーから寄せられた経験談や指摘を踏まえてバージョンアップさせたもの。「実際の18きっぷユーザーの方などから生の声を頂きマップをより良いものに改善できていることがとてもありがたいと思っています」と@chizutodesignさんは語る。
つまりこれは、旅好き・鉄道好きの叡智が結集して生まれた最強マップ。
青春18きっぷでの旅行を検討する際に、欠かせないものになるかもしれない。