シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Uさん(神奈川県・40代女性) その日、Uさんはオムツが取れたばかりの末っ子を連れ、本屋に来ていた。 すると突然、末っ子から「もれちゃう」と申告が。 慌ててトイレに行くも、行列の最後尾になってしまい......。 末っ子が、限界で...(画像はイメージ) <Uさんの体験談> 私には4人の娘がいます。末っ子は4歳、幼稚園の年少組に元気に通っています。 これはその末っ子が、オムツがやっと取れた頃の出来事です。 おむつが取れたばかりだから... その日は娘たちと5人で大きな本屋に行って、本を選んだり、おもちゃを見たりしていました。 程なくして末っ子が、 「うんち、もれる」 と言い出しました! オムツが取れたばかりなので、便意を伝えるタイミングがまだギリギリなのです。 家を出る前におしっこは済ませていましたが、便はゲリラ的にやってくるので予想がつきません。本屋の静かな雰囲気にリラックスして便意がきたのでしょう。 本屋で、急に...(画像はイメージ) 確かこの本屋のトイレは店内の一番奥...遠い! 私は若干パニックになりながら、とりあえず末っ子を抱え上の子3人にはレジ付近に固まっていて!と声をかけ、広くて迷路のような店内を急ぎ足で駆け抜けました。 前に並んでいた小学生が... トイレに着く頃、女子会でしょうか、30代くらいの7人グループがトイレに並び始めていて、私たちはその後ろに並ぶことになりました。 途中に小学校低学年くらいの女の子が1人並んだので、8人待ち。中のトイレは2つ。 終わった...と思いました。 「もれちゃう~~」と泣きそうな末っ子を、自分も泣きそうになりながらあやし、ひたすら順番を待ちます。 なかなか順番がこなくて...(画像はイメージ) 私たちの3人前に並んでいた小学生がやっとトイレに入ったのですが、その子は扉も閉めず一瞬で出てきました。 どうしたのかな?と思っていたら私たちの方に来て、 「先に入りますか?」 と声をかけてくれたのです。 自分の番なのに小さい子を気にしてくれて出てきてくれたなんて、しかも大人ではなくこんな小さい子が譲ってくれると思わなかったので、とても驚きましたし、とても嬉しくて、私はついに涙腺が崩壊しました。 「あんなふうに育ってほしい」 折角の御好意に甘え「有難う!」と声をかけ、先に入らせて貰いました。 おかげで末っ子は漏らす事もなく、無事にトイレを済ませられ、後で改めて小学生にお礼を言いました。 「自分も早くしたかっただろうに、小さい子に譲ってくれて有難う、とても助かりました!」 その子は「はい」とだけ言って去って行き、なんて格好良いんだろう、うちの子たちもあんな風に育って欲しいと感動しました。 あの小学生みたいに育ってほしい...(画像はイメージ) 急いで上の子たちのところに戻ると、涙目の私を見て「あ、間に合わなかった?漏らしちゃったの?」と言うので、今あった素敵な出来事と涙のわけを話しました。 今思い出しても、胸が熱くなります。他の大人達は見て見ぬ振りの中、彼女も迷ったでしょうが、勇気を出して行動してくれたのだと思います。もっとお礼を言いたかったです。 彼女のように勇気を出して親切が出来るような素敵な女性に、うちの子たちもなって欲しいですし、私もなりたいです。 誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて! 名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。 Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。 読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。 (※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)