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若者世代が選ぶ、移住したい田舎3年連続1位の街とは。

駅からの〝注意喚起〟に19万人が色んな意味でホッコリ 広報取材で分かった「謝罪」の背景とは

井上 慧果

井上 慧果

2024.06.20 06:00
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衝撃の事実、発覚 「ボードを書いたのは...」

ちなみにだが、話題となったホワイトボードを書いたのは、生田駅長ではないらしい。あんなに堂々と「生田駅長」って書いてあったのに......!? とビックリだが、それには事情があった。

「ホワイトボードに記載した『生田駅長』とは『その日の出勤者における責任者』としての『駅長』との意味になるため、役職としての『駅長』は生田駅にはおりません。
お客さまに対して何かをお伝えする時、駅責任者としての発信であることを明確にするために『○○駅駅長』と記述しております」(広報担当者)

なるほど......ではいったい誰があのお知らせを、そしてあの多くの人を魅了したツバメのイラストを描いたのだろう?

誰がこの鳥を描いたのか(画像は再掲)
誰がこの鳥を描いたのか(画像は再掲)
「このボードは、勤務中の駅係員2人が思いついて作成したものです。
ボードに描かれた絵については、生田駅係員が描き、下絵を上席に確認してもらうと、『どう見てもツバメには見えない』とのことでしたので、説明文を追加することにしました。
ツバメをイメージして一生懸命描いた結果です」

駅長ではなかったが、どちらにせよ生田駅の駅係員によるツバメたちへの愛によって作成されたものには違いなかった。

そして、生田駅で「ツバメの絵を描きました」「どう見てもツバメには見えない」「じゃあ注釈をいれます...」といった会話を繰り広げた部下と上司がいるのかと思うと、さらに心が温まる。

ツバメたちは巣立っていったため、現在このお知らせは構内から撤去されているとのこと。

来年もまた、ツバメたちは生田駅にやってくるだろうか? そしてまた、あのツバメのイラストにも、会えるだろうか......? 次の春が楽しみだ。

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