なにを表現しているの...? 駅前広場にそびえ立つシュールな「おしりタワー」、こめられた意味とは
2024.03.07 08:00
「不屈の精神で立ち上がる姿」
取材に応じた同市文化スポーツ局文化交流課の職員によると、「お尻のタワー」の正式な名称は「AMORE(アモーレ)」。
2006年に彫刻家の新谷琇紀さんによって制作され、サンキタ広場に設置された。
兵庫県商店連合会の依頼により、阪神・淡路大震災の震災復興彫刻として作られたものだという。
記者が改めて「AMORE」に込められた意味について聞くと、同課職員は「あまり資料が残っていない」としつつ
「過去の資料には、阪神・淡路大震災で両親を亡くした作者がこの作品を通して表現しようとしたのは『不屈の精神で立ち上がる姿』、という記載がありました。人間の体をモチーフに、地上から高みへ上る人物をイメージして制作した、とのことでした」
と説明した。
一見、シュールに思えるこのモニュメント。しかし、そこに込められた意味を知ると、また見え方が違ってくるのではないだろうか。