東京都在住の30代女性・Mさんは小学生の頃に虐待から保護され、児童養護施設で育った。
保護されるきっかけになったのは、父が運転する車で高速道路を走行している時の出来事で......。
<Mさんからのおたより>
子供の頃、父に暴力を振るわれていました。
当時、児童虐待防止法はまだ制定されておらず、児童虐待は家庭内の問題という認識の時代。
学校の先生に助けを求めても助けてはくれず、ただひたすらと殴られている毎日を送っていました。
いつしか、大人たちへの不信感・絶望感でいっぱいになり、生きていることさえ苦痛に感じるほどに。
そんな状況が変わったのは、小学校低学年の頃でした。