「みかんの缶詰のシロップをがぶ飲みしたい」 ←幼きあの日の無邪気な夢を叶えるドリンク、爆誕していた
突然だが、読者の皆さんは幼き日にミカンの缶詰を食べて、こう思ったことはないだろうか?
──この甘いシロップをたくさん飲んでみたい、と。
そして、保護者の方に言われなかっただろうか?
――ダメだよ、と。
2024年2月、かつて抱いた無邪気な夢を、誰にも怒られることなく叶えられる素敵なドリンクが爆誕した。
それが、こちらだ。
その名も、「あの日飲みたかったみかん缶シロップ」! つまりこれは、木に塗ったら確実にカブトムシが寄ってくるであろうあの甘いみかん缶のシロップの味を再現したドリンクというわけだ。
まさに「こういうのが欲しかった!」なドリンクに、X上ではこんな声が寄せられている。
「え、これ飲みたい」
「あの甘ったるさで喉が焼けるのを味わえるのか!」
「『あの日飲みたかった』が秀逸」
本当に、かつて憧れたあの味を楽しめるというのだろうか? 気になってしかたない記者は、さっそく飲んでみることにした。
いざ、実飲!
パックからグラスに注いでみると、ほんのり黄色いクリアなジュースが出てきた。色合いはまさにあのシロップだし、香りもすごくそれっぽい。
期待に胸を膨らませながら一口飲んでみると......あ、あの味だ~~!
あくまでも飲用に味を調整しているからか、本物ほどの甘ったるさはない。
それでもしっかりとミカンの味が感じられるスッキリとした味わいで、大人になった今ではこっちの方が好みだという人も多そうだ。
それにしても、一体どういう経緯で誕生した商品なのだろうか。Jタウンネット記者は16日、販売元の日清ヨークにも話を聞いてみた。
「あの日憧れたあの味を」
「普通のみかんジュースとは違う、みかんの風味や舌がキュッとなる酸味、シロップならではの優しい甘みといった『みかん缶のシロップ』ならではの味わいを再現した清涼飲料水です」
そう語るのは、同社マーケティング部の小林古都さん。2023年に新卒で同社に入社した、ルーキーだ。
入社後すぐ、紙パック飲料の新商品開発に携わることになった小林さん。まだ右も左も分からない状態の中、「とにかくお客さんの視点に立って、思わず『わかる!』と共感を呼ぶ商品を作りたい」と考えた。
そこで思い浮かんだのが、子供の頃にわくわくしながら飲んだ「みかん缶のシロップ」。これを商品化してみるのは、どうだろう?
「親に飲むことを制限されたり、兄弟姉妹で取り合いになったりと、懐かしいエピソードをお持ちの方も多いのではないかと思います。なので、あの日憧れたあの味を思う存分飲める夢のようなドリンクを目指し、本商品の開発をスタートしました」(小林さん)
小林さんの言う通り、記者もこのドリンクを口に含んだ瞬間、親に隠れてこっそりシロップを飲みまくっていた子供時代を思い出した。
「あの日飲みたかったみかん缶シロップ」は2月13日に発売開始。沖縄を除く全国のファミリーマートやローソンなどのコンビニエンスストアで、期間限定で販売中(一部取り扱いの無い店舗もあり)。
「あの日」、シロップを飲みたかった皆さん、ぜひお試しあれ。