「息子を泣き止ませられない私に、見知らぬ老婦人が『母親失格』。その後、子連れの若い女性が...」(神奈川県・40代女性)
老婦人の言葉に涙が止まらず...
当時は近所の町内会館で開催される幼児教室に通っていて、その日は教室内の机や椅子に登り危ないことばかり。
まわりに迷惑がかかると思い一旦外に出たのですが、息子は「中で遊ぶ」と大泣きし始めました。
泣き続ける息子に対し色々と手を尽くしたもののどうすることもできません。しばらくすると老婦人が近づいてきました。
「あなた、母親なんだから泣き止ませないとダメよ。遠くまで泣き声聞こえてるわ。母親失格よ」
そんなことを言われて、下を向いて小さな声で「すみません」と謝ることしかできず......。老婦人が立ち去った後、私は溢れる涙を止めることができませんでした。
少しすると今度は、小さなお子さん連れの若い女性が近付いてきました。
「大丈夫ですか?」と優しく声をかけてくださった上に、私にはハンカチ、息子にはアンパンマンのお菓子を差し出してくださったのです。その時のご恩はこの先一生忘れることはないでしょう。
日々精神的に追いつめられていたあの頃。彼女の優しさに救われて今も育児頑張っています。
私もいつかどこかで同じ様に泣いている子を見かけた時は迷わず声をかけたいと思います。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
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