博物館「三角縁神獣鏡チョコ作りの時期になりました」←なんて??? 福井市には謎すぎる「冬の風物詩」があるらしい
三角縁神獣鏡チョコの横幅は20センチ以上
そんな経緯で、今から11年前に三角縁神獣鏡チョコは誕生した。藤川さんの茶目っ気が、大きな役割を果たしたようである。
翌2013年2月、同館で一般向けのワークショップを行い、三角縁神獣鏡チョコを作ることになる。チョコ製作に関してはすぐにレシピ化し、調理器具も揃えたのだが、意外なハードルは冷蔵庫の用意だった。
溶けたチョコを鋳型に流し込んだ後、固まるまで冷蔵庫で冷やさなければならない。しかし、三角縁神獣鏡チョコは横幅20センチ以上。すっぽり収まる大型冷蔵庫を確保し、その中に上手く積み重ねて冷蔵するのが一苦労だったのだ。
冬は「三角縁神獣鏡チョコ」の時期とは、まずチョコが溶けにくいからだという。「博物館の催し的にも閑散期なので、話題性のある三角縁神獣鏡チョコづくりを開催するにはいい時期なのです」と、藤川さんは語る。
今シーズンの「三角縁神獣鏡チョコ作りワークショップ」は、2024年2月11日(日)と3月9日(土)。 (1)10時~11時30分、(2)13時~14時30分、(3)15時~16時30分で、1日3回行う()。
例年、1回につき6組の募集枠に対し、5倍近い募集がある人気ワークショップだ。
「遠く東北や九州から、このイベントのためだけに来られた方もいます。応募者の半分は県外の方です」(藤川さん)
今や福井の「冬の風物詩」の一つ、とまで言われているらしい三角縁神獣鏡チョコ作り。あなたも体験してみてはいかが。