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博物館「三角縁神獣鏡チョコ作りの時期になりました」←なんて??? 福井市には謎すぎる「冬の風物詩」があるらしい

松葉 純一

松葉 純一

2024.01.09 10:00
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「ある日、ふとした思いつきでチョコを流しこんでしまったのです」

福井市立郷土歴史博物館のX公式アカウント(@FukuiHistory)の投稿より
福井市立郷土歴史博物館のX公式アカウント(@FukuiHistory)の投稿より

福井県内で発掘された「三角縁神獣鏡」は、花野谷1号墳出土のもの。花野谷古墳は、古墳時代前期に作られた円墳だ。貴重な銅鏡を保持していたということは、大和朝廷と繋がりの強い、この地域を収めたリーダー格の人だったのではないかと考えられている。

「三角縁神獣鏡チョコ」とは何か。冬の風物詩になるほど、毎年作っているのか。なぜ、作り始めたのか。

Jタウンネット記者は、福井市立郷土歴史博物館に詳しい話を聞いてみた。

福井市立郷土歴史博物館のX公式アカウント(@FukuiHistory)の投稿より
福井市立郷土歴史博物館のX公式アカウント(@FukuiHistory)の投稿より

Jタウンネット記者の疑問に答えてくれたのは、福井市立郷土歴史博物館の学芸員・藤川明宏さんだった。まず「三角縁神獣鏡チョコ作り」は、いつから、どんな経緯でやっているのだろうか? 藤川学芸員は次のように答えた。

「出土した三角縁神獣鏡から型取りをしてレプリカを作った際、せっかく型取りしたのだからこれを何かに利用できないかと考えたのが、シリコン製の学習用鋳型キットです。シリコン製の鋳型に石膏を流し込んで固めると、ホンモノそっくりの石こう製レプリカが手軽に作れるのです」
「ある日、私はふとした思いつきでこのシリコン製鋳型にチョコを流しこんでしまったのです。残念ながら温度調整に失敗して、あまり美味しくなかったので、この試みは封印しておりました。しかし2012年、お菓子作りが得意な方の協力を得て、ついに美味しくてかつホンモノそっくりの三角縁神獣鏡チョコ試作品第1号が完成しました」(藤川明宏さん)
三角縁神獣鏡チョコの横幅は20センチ以上
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