考古学研究所のトイレで発見された「遺物型石鹸」がコチラです もったいなくて使えないよ...!
「考古遺物に触れる機会を」
企画課指導研究員の髙木清生さんの話によると、「勾玉石鹸」はやはり、手作りだった。
同研究所は、「自分で考古遺物をつくることで、考古学に関心を持ってもらいたい」という思いから、なら歴史芸術文化村(天理市)で開催されるワークショップ『考古遺物をつくってみよう』を監修。「勾玉石鹸」も、その中で作ることが出来るアイテムのひとつだ。
そのワークショップの完成見本として作ったものを、23年7月から研究所の一般来所者共用1階トイレに設置しているという。
「研究所にいらっしゃる方に、考古遺物に触れる機会を持ち、楽しんでいただきたいと思い、活用しました」
ちなみに勾玉石鹸は、なら歴史芸術文化村でのワークショップに参加すれば、自分で作って持ち帰ることも出来る。過去の参加者からは「勾玉の石鹸は、本物の勾玉のようだ」と好評なんだとか。
今後は「クリアソープで子持ち勾玉をつくろう」と題したワークショップが予定されており、12月は9~10日、16~17日、23~24日に開催され、24年1月以降も行われる。参加費は無料で、事前申し込みが必要。