ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
ふるさと納税
グルメ
地元の話題
地域差・ランキング
お知らせ

全国のやさしさ集まる【ほっこりタウン】できました

「一人で新幹線に乗った小5の私。隣の席のおじさんが『どこまで?』と話しかけてきて、その後...」(東京都・40代女性)

Jタウンネット読者

Jタウンネット読者

2023.11.12 11:00
0

シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Eさん(東京都・40代女性)

小学5年の夏休み、Eさんは初めて1人で新幹線に乗った。

その道中、隣に座るおじさんに「どこまで?」と声を掛けられて......。

新幹線で隣のおじさんに......(画像はイメージ)
新幹線で隣のおじさんに......(画像はイメージ)

<Eさんの体験談>

今から35年ほど前のことです。小学5年生の夏休み、埼玉県の大宮駅から母親の実家がある山形県酒田市まで、初めて1人で新幹線に乗って遊びに行くことに。

大宮駅で、新幹線の中からホームにいる見送りの母に手を振り、座席に座ると間もなくゆっくりと走り出しました。

「いいからお食べなさい」

それまで、3つ年上の兄と2人のことはありましたが、1人で新幹線に乗ること、新潟で乗り換えなければいけないことなど、初めての大仕事に緊張していました。

そんな私に、隣の席に座っていらしたスーツ姿のおじ様が

「一人なの?どこまで?」

など二言三言話しかけてきたんです。ただ、人見知りの私は「うん」とか適当な相づちを打つくらいしかできなかったと覚えています。

やがて車内販売がやって来て、おじ様はコーヒーとバニラアイスを頼みました。「おじさんもアイス食べるんだな......」と思っていると、彼は「どうぞ」と私にアイスを差し出してくれたのです。

おじさんがアイスを買ってくれて...(画像はイメージ)
おじさんがアイスを買ってくれて...(画像はイメージ)

「大丈夫です」と断る私に、おじさんは「いいからお食べなさい」と勧めてくれました。

「はい......」と頷いてきちんとお礼も言えずに食べたバニラアイスの甘さは、私の緊張をほどいてくれました。

「新幹線に乗ると思いだす」

新潟駅までのどこかの駅で、おじさんは「気を付けてね」と言い残し新幹線を降りて行かれました。

その後、私は乗り換えをして無事に母の実家の最寄り駅で祖母や叔父の顔を見ることができてホッとしたのですが、新幹線に乗ると、あの時のおじ様のことを思い出します。

「本当にあの時はありがとうございました」と伝えることできたらと、今でも思います。

「忘れられない旅先での思い出」教えて!

Jタウンネットでは読者の皆さんが経験した「旅先いい話」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージメール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

PAGETOP