「きぬた歯科」から「夢グループ」へ、銚子電鉄が運行します 衝撃コラボの裏側で暗躍した記者がいた【エピソード2:夢のレール編】
「きぬた歯科」と「東北能開大青森校」の共通点
記事を読んだA氏は、記事に記載されている担当記者の名前にまで目を向けた。そして気付いたという。「どこかで聞いたことあるぞ!!」。
あ、きぬた歯科銚電パクリ広告のメールで問い合わせしてきた輩(失礼)じゃね?? やっぱそうだ! なんという幸運、なんという僥倖(原文ママ)
そう、A氏にきぬた歯科コラボ広告について取材した記者と同一人物(=これを書いている僕のことです)だったのである。
記事を読んだA氏は再び、インターネット上で夢グループの石田重廣社長と歌手・保科有里さんが他社の品物をPRしている動画がないか検索。見当たらない。
そして、夢グループのCMのように見える動画で、全く違う会社の製品やサービスの紹介をすれば、きぬた歯科とのコラボ広告に反応した人々に響くはずと考えた。
次に彼がとった行動は、記者に連絡を取ること。夢グループへのツテとして、Jタウンネットを利用しようとしたのだ。その目論見は、成功した。記者が夢グループの広報部長に電話をしたところ、連絡先を教えても良いと言われたのだ。
ありがたや、ありがたや、ここにきぬた歯科の西八王子と夢グループの護国寺を結ぶ謎のレールが敷かれたのであった。鉄道会社(一応)だけに、こうなればもうしめたものである。
これが、A氏が護国寺を訪れるまでの顛末である。記者の暗躍の結果、彼はついに、夢グループの本社に足を踏み入れることになった。
エピソード3へつづく――