「きぬた歯科」から「夢グループ」へ、銚子電鉄が運行します 衝撃コラボの裏側で暗躍した記者がいた【エピソード2:夢のレール編】
コラボへのキーパーソンは誰だ
なぜA氏が夢グループを訪れることになったのかを語るためには、銚子電鉄が過去に行った広告について説明する必要がある。

それは、同社の開業100周年を記念して、東急バスの車内に掲出した広告だった。院長の顔写真入り看板でおなじみ「きぬた歯科」(東京都八王子市)とコラボし、羅田泰和(きぬた・やすかず)院長の顔写真の横に「ちょうし電鉄 ぬれせんべい」などと書いたものだ。詳しくは、『きぬた歯科の看板かと思ったら...「ぬれせんべい」でした 謎すぎるコラボ広告なぜ爆誕?銚子電鉄&院長に聞く』をご一読いただきたい。
とにかく、この宣伝が一部から評価されたことで、A氏は気をよくしていたという。
そして、「銚子に乗って」(原文ママ)次なるターゲットを探し始めたのだが......中々良いアイデアは出てこない。そんな中、ぼうっと家でテレビを見ていたA氏は、再び夢グループのCMを目にする。
数年前の網走の流氷と寿司屋が一瞬にしてよみがえる。
「これしかないわ!!」
かつての焼酎のなつかCMの決めセリフを思わず発していた。
しかし、二番煎じではよろしくない。A氏は「夢グループ・CM・パクリ・モノマネ」といったワードでネット上を検索した。そして、とある記事を見つけた。
ほどなくして、私のイヤーな予感は当たった。既に夢グループのお二人を使用した野立て看板を青森の東北能開大青森校が起用しネット記事にもなっている、、、、
「ッッツッチクッショー!!!」

この時、A氏が発見した記事というのが、Jタウンネットが7月4日に配信した『なんで「夢グループ」が!? 東北能開大青森校の「通信販売すぎる看板」話題→起用の狙いを聞いた』である。