都会の荒波に揉まれたゆるキャラ、まさかの「闇落ち」 悪魔化した鹿児島の妖精・マグニョンが渋谷侵略へ
突然だが皆さんは、「あなたとわくわくマグマシティ」を合言葉に鹿児島市のPRを行う「火山の妖精マグニョン」を、ご存知だろうか。
シティプロモーション動画やLINEスタンプ、SNSでの発信をはじめ、鹿児島市内のマンホールの蓋にも登場。全力で鹿児島市をプロモーションするゆるキャラだ。
"火山から生まれた人"という、なんとも斬新な設定を持つこの4人(?)組。見た目も可愛らしく、鹿児島市内どころか海外からやってくる観光客をも虜にしているんだとか(参照:「道の上で「マグマシティ」をアピール中 鹿児島市のマンホールにいるカワイイやつら「マグニョン」って一体ナニモノ?」)
そんなマグニョンが、火山灰に乗って東京にたどり着いてしまったらしい。
しかも、慣れない都会で鹿児島のことを考えて考えて、考え過ぎた結果、まさかの闇堕ち。
妖精から一転、悪魔化してしまったというのだ!
彼らの目的は...「かごし魔」を増やすこと?
こちらがその悪魔化したマグニョン――その名も「魔グニョン」たちだ。
まん丸フォルムが特徴の「マルニョン」が「ワルニョン」に、なにやらめがねのようなものをつけているのが印象的な「メガニョン」は「ネガニョン」に、温厚で力持ちの「リキニョン」が「ジャキニョン」に、そして無限の可能性を秘めた赤ちゃん「ベビニョン」までもが、「デビニョン」になってしまっている!
彼らは鹿児島の魅力を布教するためなら、手段を選ばないとのこと。
いったい何をするのかというと......鹿児島の魅力に取り憑かれたモノ「かごし魔」を増やすべく、黒豚や黒牛、黒酢など「黒」がつくことでお馴染みの鹿児島食材を使った「漆黒メニュー」を、渋谷の飲食店で提供する「かごし魔酒場」なるイベントを開催するのだ。
イベントに参加するのは、渋谷にある飲食店「渋DRA」「DRAエイトマン」「STAND KIYOSUGU 渋谷道玄坂店」「Risotto Cafe 東京基地 渋谷店」「ピッツェリア ラ・ソフィッタ」の5店舗。漆黒のソースをかけた薩摩鶏のソテーや黒豚とさつま芋のボロネーゼ、味覚と視覚どちらでも楽しめる薩摩揚げとイカ墨の「真っ黒リゾット」など、鹿児島産の食材をふんだんに使ったメニューが提供される。
また、各店舗では鹿児島産の焼酎を使った「黒」をテーマにしたオリジナルドリンクも提供される。
鹿児島名物の「しろくま」が闇落ちした(?)「しろくまハイ」をはじめ、ドクロや薔薇などのダークなオリジナルグラスを使用しているので、目で見ても楽しめる。
「かごし魔酒場は」2023年10月20日~11月19日に開催。鹿児島の黒毛和牛やオリジナルグッズがもらえるスタンプラリーなどもあわせて実施する。
漆黒グルメによって鹿児島の魅力に取り憑かれた「かごし魔」が増えれば、「魔グニョン」たちは再び妖精に戻れるのだろうか......?
「魔グニョン」たちのためにも、気になった方はぜひ渋谷へ。