「しぞ~かおでん」挟みました 静岡県民溺愛「のっぽパン」に衝撃の新商品登場→どういう発想?メーカーに聞く
2023.09.26 08:00
ヒントは「煮凝り」
「のっぽパン」は練乳味のクリームを挟んだものが元祖だが、これまで「富士宮やきそば」や「静岡黒はんぺんフライ」といった、地元にちなんだ具材をサンドした商品を展開してきた。そうした流れの中で、いつか静岡グルメの頂点である静岡おでんにも挑戦したいと考えていた、と野田さんは語る。
ただ、パンは水分の多いものを挟むとベチャベチャになって食べにくくなってしまうため、「おでんの出汁の美味しさをどうパンにはさむか」という問題に直面。これまでなかなか開発に踏み切れずにいた。
「そこで、『出汁を煮凝り状に固めたらどうか』という発想に至り、縁あってご協力いただけることになった天神屋さんにも試食していただきながら、何度も試作を重ねました」(野田さん)
そうした試行錯誤の結果、時間が経ってもパンがベチャベチャにならず、かつ天神屋の美味しいおでんの出汁が表現できるものに仕上がったのが、「天神屋のしぞーかおでんのっぽ」なのだ。
「静岡グルメを代表する、天神屋さんの静岡おでんとバンデロールののっぽパンのコラボを、皆様に楽しんでいただければと思います」(野田さん)
「天神屋のしぞーかおでんのっぽ」は、10月3日にバンデロール本部敷地内に新規オープンする「バンデロール工場直売所」にて販売予定(直売所オリジナル商品)。価格は税込み850円。