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田舎暮らしの概念が変わるかも?鳥取県湯梨浜町のカルチャー探訪録

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全国のやさしさ集まる【ほっこりタウン】できました

「向こう側」に迷い込んじゃった? ちゃぶ台を囲む少年と「異形の存在」...古民家に広がる不思議な世界がこちらです

藤本

藤本

2023.09.08 08:00
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今は誰も住まない家で感じた「誰かの気配」の残り香

浅野暢晴さんは彫刻家。国立博物館で見た土偶に衝撃を受け、作品制作を始めた。

「トリックスター」という名前の、三本足の黒い生き物の彫刻を、陶で作っている。二本足の人間と四本足の動物の間に立ち、八咫烏(やたがらす)のような、人と神様の間を繋ぐ存在をイメージしているそうだ。

「あんたら、あんまりうるさくするんじゃないよ。ぼっちゃん、ごめんね」 (浅野暢晴さん@asanonobuharuの投稿より)
「あんたら、あんまりうるさくするんじゃないよ。ぼっちゃん、ごめんね」 (浅野暢晴さん@asanonobuharuの投稿より)

実は、ちゃぶ台を囲む者たちだけでなく、ちゃぶ台の上に乗っているのも、食べ物やコップ、箸などに擬態した「トリックスター」。

彼らは9月9日から群馬県北西部・中之条町で実施される国際現代芸術祭「中之条町ビエンナーレ2023」のために制作したものだ。

展示会場は「やませ」という、江戸時代末期に建てられた大規模民家。今は誰も住んでいないが、下見をした際、人の気配が残されていると感じた。それに形を与えたいと思い、作品を考案したという。

「異形の存在がお盆で集まる人間達を真似をして、ちゃぶ台に集まっている様な様子をイメージしました」(浅野さん)
「やさしい世界」「一目惚れした」
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