シカトできない?シカたない? 稚内には「天然の障害物」が毎日勝手に現れるパークゴルフ場が存在した
野生のエゾシカが30頭から40頭
しろまる最北日記さんによると、写真は7月22日の午後15時ころ、「稚内市ノシャップパークゴルフ場」で撮影した。パークゴルフとは、専用のクラブとボールを用いて行う、ゴルフに似たスポーツだ。
稚内の最西端、宗谷海峡に突き出す「ノシャップ岬」付近は市内でも非常に鹿が多い場所で、野生動物の撮影スポットとしての認識は以前からあったという。
「週末で多くの方がプレイに勤しむ中、全く動じずにコース上を闊歩する鹿たちが微笑ましかったです。たまに打球音に驚く鹿も見受けられました」(「しろまる最北日記」さん)
次にJタウンネット記者は、「稚内市ノシャップパークゴルフ場」に電話取材した。
電話取材に応じた「稚内市ノシャップパークゴルフ場」のスタッフはこう語った。
「あの鹿は野生のエゾシカで、ノシャップ公園の山の方から毎日15時から16時ころ、群れをなしてやってきます。多いときは30頭から40頭。パークゴルフ場の草を食べに来るようです。人に慣れているせいか、追い払ってもすぐに戻って来ます。人に危害を及ぼすことはないのですが、糞には困っています」(稚内市ノシャップパークゴルフ場」担当者)
秋になると、オス鹿は角が大きくなり、オス同士でケンカを始めることもあるので、要注意だという。ただし人に向かって来ることは、めったにないそうだ。
パークゴルフ場の利用料は、1日券が200円。クラブの貸出は100円。1日わずか300円で、たっぷり楽しめる。
エゾシカという天然の障害物を避けながら、パークゴルフ三昧の夏休みも、いいかもしれないなあ。