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なぜ自販機で?何この名前? 謎すぎる「防空壕きくらげ」の正体を、生産者に聞いてみた

福田 週人

福田 週人

2023.07.19 18:00
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なぜ「防空壕」なの?

石持さんが自販機を発見したのは24日の13時半ごろ。小田急線栗平駅(神奈川県川崎市)から徒歩10分ほどの場所だったという。

「近くを歩いていて、偶然に見つけました。近くにはお寺と学校くらいしかないので、誰が買うんだろうと不思議に思いました」(石持さん)

自販機を設置したのは、川崎市のヒーターメーカー・熱源。7月16日、同社社員で「防空壕きくらげ」の生産を担当する小山仁美さんに話を聞くことが出来た。

道端に突然現れる「防空壕きくらげ」の自販機(画像は設置者「熱源」提供、以下同)
道端に突然現れる「防空壕きくらげ」の自販機(画像は設置者「熱源」提供、以下同)

小山さんによると「防空壕きくらげ」は、なんと文字通り「防空壕で栽培しているきくらげ」。

自販機の近くに栽培所があり、興味をもって訪れた人たちから「ここでは売ってないの?」という問い合わせが多く寄せられたため、6月24日に専用自販機が設置された。

なぜ防空壕できくらげを作ることになったのか。はじまりは、小山さんが防空壕のある土地を購入したことだった。

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