シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Oさん(鳥取県・50代男性)
30年以上前、新聞奨学生だったOさんは大忙しな日々を送っていた。
ある日、いつものように朝の配達をしていると、お世辞にもキレイとは言えない作業服のおじさんに声をかけられて......。
<Oさんの体験談>
今から30年以上前、高校を卒業した僕は、親に負担をかけたくないという思いと、自立のために、新聞奨学生になり大阪の専門学校に通う事にした。
それまで親に頼りっきりで、病院にも市役所にも一人で行ったことがなかった自分が、親戚も友人も誰もいない環境で始めた新生活。自分にとっては過酷でした。