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「家族4人での食事中『何かおかしい』と言い出した母。抱いていた娘を私に預けた直後...」(千葉県・40代女性)

藤本

藤本

2023.06.18 11:00
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シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Tさん(千葉県・40代女性)

Tさんはその日、息子と1歳の娘、母の4人でファミレスに行った。

食事中、先に食べ終わった母に娘を預けていたTさんだったが......。

ファミレスでの食事中に......(画像はイメージ)
ファミレスでの食事中に......(画像はイメージ)

<Tさんの体験談>

私と母、息子と1歳の娘の4人でファミレスに食事に行ったことがあります。

息子はキッズメニューのパンケーキにご機嫌。子供達は近くの席に座っていたふたり連れのおばさま方にも構ってもらってニコニコと喜んでいました。

「何かおかしい」

私が食事をする間、先に食べ終わった母が娘を抱いていてくれました。しかし、しばらくして母が

「.........何かおかしい」

と言い出したのです。そして、「落とすといけないから」と娘を私に預けた直後、それは起こりました。

抱いていた娘を預けた直後に......(画像はイメージ)
抱いていた娘を預けた直後に......(画像はイメージ)

母の視線が虚ろになり、身体は右に傾いていくのです。

実は、母は私が息子を妊娠中と出産後の2回、脳梗塞を発症しており、身体にやや麻痺があります。

「脳梗塞の再発!?」

そう思った私は母の状態を確かめるために 「お母さん!聞こえる??」と声を掛け、娘を抱いたまま立ち上がりました。

意識のない母に声をかけ続け...

すると奥の席のおばさま方が

「お子さんは任せなさい!!」

と言って2人をさっと抱きかかえてくれたのです。

すぐに店員さんも駆けつけてくれて、救急車を呼んでもらうことに。

意識のない母の身体を支えながら声かけを続けていると、他の女性2人と男性1人も駆け寄り、「大丈夫ですか!?」と声をかけてくれました。

3人の方と店員さんで入口付近のソファまで母を抱えて運ぶと、おばさま方2人は失禁してしまった母の身体をさっと隠し、脈や意識の有無を調べてくださったのです。おそらくは医療関係の方だったのではないかと思います。

おばさま方は子供達を不安にさせず、救急車が到着するまでに私が代金を支払えるよう、ずっと2人を抱きながらあやしてくれていました。

救急車の到着を待つ間に......(画像はイメージ)
救急車の到着を待つ間に......(画像はイメージ)

その後、救急車の中で意識が戻った母は念の為病院へ搬送され、脳梗塞の後遺症と思われるてんかん発作だったのではないかと言われました。

落ち着いてからファミレスに行くと...

パニックにならず少しでも対処できたのは、私が元介護士だったことも大きかったと思います。

けれど小さな子供達2人もいたあの時、周りの皆さんの助けがなければどうなっていたか。

介助してくださった皆様は名前も告げずにお帰りになり、お店にも十分な謝罪もお礼も言えないまま病院へ行くことになってしまいました。

ほとんど何もできないまま病院に行くことになり......(画像はイメージ)
ほとんど何もできないまま病院に行くことになり......(画像はイメージ)

落ち着いてから再度ファミレスを訪れたとき、

「大事なくて良かったです!また食べに来てくださいね」

と喜んでくださった店員さんにも、介助してくださった皆様にも心から感謝しています。

先日、ファミレスでキッズメニューでは物足りない様子の大きくなった子供達を見て、あのときのことを思い出しました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージメール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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