富士そば、衝撃の「カレーパンカツ丼」を開発するも発売ならず 3年後の気付き→「そのまま食うのが一番ウマイ!!」
広報担当「レシピ動画がYouTubeにあります」←やってみた
ところで......Jタウンネット記者はここまで話を聞いて、どうしても「カレーパンカツ丼」を食べてみたくなってしまった。何とか自作をしたいのでレシピを教えてもらえないか、と広報担当者に頼むと、なんと富士そば公式YouTubeにレシピ動画が投稿されているとのこと。
これは有難い。ということで、さっそく作ってみた。
用意するのは、カレーパンと、卵、たまねぎ(20グラム)、砂糖(15グラム)、しょうゆ(20ミリリットル)、水(60ミリリットル)、顆粒だし(3グラム、画像は和風粉末だし)、ご飯だ。
まずは皿に、砂糖、顆粒だし、しょうゆ、たまねぎを入れてよく混ぜ、ラップをして電子レンジ(500W)で1分。
その後、そこにカレーパンと卵を入れてラップをし、さらに電子レンジで2分加熱すれば、「名代富士そば式 カレーパンカツ丼」の完成だ。
かなりドキドキしながら調理して......出来上がったのがこちら。
見た目は、完全にカツ丼である。
しかし、箸で掴んで持ち上げてみると......。
カレーパンだ。
いや、だが、そうと知らなければパンとは思わないだろう。ちょっぴりデミグラスがかかっているトンカツにも見える。
つまり、気になるのはその味。
ということでおそるおそる口に運んでみて......完全に脳が混乱してしまった。
見た目はめちゃくちゃカツ丼なのに、味はめちゃくちゃカレーパン。
甘めのだしがしみたカレーパン、なぜだか美味しい。甘めのだしとピリ辛のカレー、とてもよく合う。しかし、とはいえ、完全にカレーパンだ。
それだけで十分完結しているのに、周りには卵や玉ねぎ、そしてご飯があるので、ついつい一緒に食べてみる。すると不思議と、なんとなく、カツ丼を食べているような気分にもなってくる。カツなんて、どこにもないのに......。
今回の「カレーパンカツ丼」が話題となったことを受け、名代富士そばの広報担当者は
「なぜか販売していない商品が話題になりがちなんですが、それでもいいと思っています。
富士そばは、立ち食いそばは面白いんだよ、ということが皆さまに伝わればと思うので、これからも楽しいことを続けていきたいですね」
とコメントしていたが、確かに、このカレーパンカツ丼、見てるだけでなく、食べてみてもかなり面白い。
不思議な食体験をしたい、という方は名代富士そば公式YouTubeチャンネルで作り方をチェックしてみてはいかがだろう。記者から言えることがあるとするならば、カレーパンはそのまま食べるのもウマイが、アレンジしてもウマかった――と、思う。