富士そば、衝撃の「カレーパンカツ丼」を開発するも発売ならず 3年後の気付き→「そのまま食うのが一番ウマイ!!」
カレーパンのアレンジに奔走
富士そばは以前にもご飯の上にきりたんぽを乗せた炭水化物の暴力「ミニきりたんぽ丼」なるものを試作、ツイッターに投稿しており、Jタウンネットでも取り上げたことがある(ハイカロリーにも程がある! 富士そば・秋田出身スタッフ考案「きりたんぽそば&きりたんぽ丼」が暴力的すぎた)。
それが今度は、カレーパンを、ご飯の上に豪快にドン! ......富士そばにはどうやら、炭水化物on炭水化物が大好きなスタッフがいるようだ。
この世にも奇妙な丼に対し、ツイッターでは
「カレーパン丼だと...
そんなの出されたら...
部活帰りの男子中学生が大喜びしてしまうではないか!!!!!!」
「や、やるしかないなあ」
「そばにコロッケも行けるんだから、カレーパンも行けるな」
などの声が。多くのユーザーを興味津々にさせてしまっていた。
かくいう記者も、その一人。いったい、どんな経緯でこんなユニークな試作品が誕生したのか。そしてなぜ「発売」に至らなかったのか。気になりすぎる。
5月30日、名代富士そばの広報担当者を取材したところ、注目を集めたメニュー――その名も「カレーパンカツ丼」を最初に試作したのは2020年春のことだった。
「当時、コロナが始まった頃で、自宅の電子レンジで簡単に作れる富士そばのカツ丼の作り方を広めようとYouTubeに動画を投稿するなどしていました。また、同時に、店舗でカレーパンの販売も検討しており、そのアレンジのことも考えていたため、この2つが合わさって『カレーパンカツ丼』が生まれました」(広報担当者)
その後、富士そばでは様々なカレーパンのアレンジを検討、試作した。もちろん、そばの上に乗せてみたりもした。
だが23年春、それまで多様なアレンジを加えてきたカレーパンをふとそのまま食べてみたところ、"ある事実"に気づいてしまったのだと広報担当者は語る。
「カレーパンのことを本気で考えたら、そのまま食べるのが一番美味しかったんです」
――その結果、カレーパンカツ丼も、そばも、販売には至らなかったそうだ。
なお、そのときの思いをTシャツにしようとデザイン案までは考えたそうだが、こちらも実現には至らなかったとのこと。なんでだ、販売してくれ!