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隣席の客も思わず「凝視」 新幹線でまさかのモノを運搬する女性にリアルもネットも大困惑

井上 慧果

井上 慧果

2023.05.28 08:00
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油断すると隣の人の足に食い込む脚

田原さんがまず困ったのは、タカアシガニの脚の「入れ物」だ。

脚が微妙な角度をしているため、ぴったり入れられるものがなく、結果として布を巻いたが、それも長さが足りずに脚の付け根が見えてしまうことに。

さらに、布に巻いているとはいえそのまま持つわけにもいかず大きなバッグに入れたのだが......。

「半分がバッグから飛び出てしまうので武器、または大きな骨を持ち歩いている人のようになってしまい職務質問されないかヒヤヒヤしました。
油断すると飛び出てる部分が私の顔にクリーンヒットしたり電車で隣の人の足に食い込んだりしたので常に気を使ってとても疲れました」(田原さん)
角度が絶妙すぎる...(画像は@MLavcaさん提供)
角度が絶妙すぎる...(画像は@MLavcaさん提供)

大きな骨らしきものを運搬していたことで、移動中はたくさんの人にチラチラ......どころか、結構しっかりめに「凝視」されてしまったそうだ。

街中でも、そしてツイッターでも大きな注目を集めた「タカアシガニの脚」。ツイッターでの反響について田原さんは「タカアシガニ本体の写真があるわけでもなく、少し見えた脚の部分の写真しか載せていないのにこんなに多くの反響をいただいてびっくりしました」とコメント。

そして、タカアシガニについて次のように語った。

「タカアシガニは、世界最大のカニとしてギネスブックに乗ったこともあるカニで、主に日本近海にしか生息しておらず(※稀に台湾での発見例あり)海外からこのカニを見るために日本に訪れる人がいたり、海外の水族館に展示された際には見たこともない行列ができるほど珍しい、日本が誇れるカニなのですが、その凄さを知らない人も多いので、この投稿でタカアシガニの知名度が年々上がってきているのを感じたし、これをきっかけにタカアシガニを知ったり、興味を持ってくれた人もいて深海魚(生物)愛好家としては嬉しい気持ちでした」
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