ANAのチケットを買おうとしたら、JALに行くよう誘導された中年男性 後日、「相談窓口」に送ったメールの内容とは
「ANA便はたった今出発したので...」
私は会社に状況を伝え、とんぼ返りすることに。ANA派だったので、チケットを取るために急ぎました。
「一番早い飛行機をお願いします」と言った私に、ANAのスタッフが言いました。
「ANA便はたった今出発したので、JALさんが早いです」
私は泣いてはいないつもりでした。しかし、たぶん他人が見れば泣いていると分かったのだと思います。
JAL便をすすめてもらったおかげで、早く実家に戻れました。
葬儀が終わって東京に戻ってから、パソコンからANAの相談窓口のようなメールアドレスにメールしました。
感謝を示すため「あの時には、ありがとうございました」と送ったのです。確か、返信もあったと記憶しています。

その後、親父は10年間一人暮らしをしました。
母親はバイトをやめた途端に病気になり、東京へ来てもらうことも出来ず、親孝行できなかったです。その分、親父とはディズニーランドにも、海外にも一緒に行きました。
その親父の七回忌も過ぎました。今は、母とラブラブしていることでしょう。
あの時のANAの方、本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
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