新宿の街中に巨大「ツイッター柱」存在していた タイムラインを流す狙いは?設置者に聞く
みんな大好きツイッターのタイムラインを、長~~~~~い画面で眺められるスポットが、東京にある。
その場所は新宿の紀伊國屋ビル。噂を聞きつけたJタウンネット記者が現地に行ってみた。
2023年4月20日13時13分。ビルの前に立っていると、「その時」がやってきた。
新宿通り沿いにある、1階から2階の高さまで伸びる柱のようなデジタルサイネージ全面に、ツイッターのタイムラインが表示されたのだ。
ツイッターの柱......「ツイ柱」とでも言うべきその姿。同じツイートでもスマホやパソコンで見るのとは違って、かなりダイナミックに感じる。
紀伊国屋ビルでは、なぜこんなことをしているのだろう。Jタウンネット記者は紀伊国屋書店新宿本店に聞いた。
リアルタイムの情報を街の人にも
取材に応じた同社の社員によると、ツイッターのタイムラインが表示されているデジタルサイネージは「HASHIRA VISION」という名前。22年1月~23年1月に行われた新宿本店リニューアルの際に設置され、22年6月15日から稼働しているという。
「HASHIRA VISION」は新宿本店でのベストセラーランキング、出版社やテナントの広告、環境映像などを表示しつつ、15分ごとにツイッターのタイムラインを映し出す。毎回1分半ほどの間に、紀伊國屋書店新宿本店に関連する5つのアカウント(@KinoShinjuku、@Kino_Comic、@Kino_Medical、@Kinokuniya_Hall、@Kino_shuppan)のツイートやリツイートを流しているそうだ。
画面が動くスピードは非常にゆっくりで、1つ1つの投稿が確認しやすくなっている。
「HASHIRA VISION」にツイッターのタイムラインを表示させる理由について、新宿本店の社員はこう説明する。
「紀伊國屋書店新宿本店では2009年5月からツイッターを利用していて、フォロワーは11万人を超えています。
新入荷した本や話題になっている本の情報をリアルタイムに発信していて、この情報をネット上だけではなく、新宿の街にいる人々にもお届けするため、新宿通りに面した一番目立つ場所のデジタルサイネージに表示しました」
ツイッターで見たものってやたら買いたくなるし......書店の前で見せられたら、ついつい本を買いすぎるかもしれない。