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たった1つしかない「自撰自筆の石碑」が、なぜ埼玉の片隅に? 文豪・芥川龍之介が褒め称えた人物とは

大山 雄也

大山 雄也

2023.04.16 20:00
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芥川、25歳の時

薄れた文字の石碑
薄れた文字の石碑

これが、唯一と言われる「芥川龍之介による自撰自筆の碑文」、つまり、芥川自身がこれのためだけに自ら書いた文章が刻まれている石碑だ。

字はかなり薄れており、読めない部分もある。蓮田市の公式ウェブサイトによると、碑文が刻まれたのは芥川が25歳だった1917年。短編集「羅生門」が出版された年である。

石碑には「芥川龍之介」の名が刻まれている
石碑には「芥川龍之介」の名が刻まれている

ところで、芥川とこの場所には、何の関係があるのだろうか。

芥川は東京で生まれ、下町で育った。大学も東京で、その後一時神奈川県に住んでいたころもあったが、数年でまた東京に戻っている。蓮田市に住んでいた、というような記録は見つからない。

Jタウンネット記者は、市の教育委員会に聞くことにした。

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