WBCチェコ代表の故郷の料理はどんなもの? 都内の「チェコ料理専門店」で未知の魅力に迫る
2023.04.02 17:00
「グラーシュ」と「クネドリーキ」は相性抜群
次に食べたのは「牛肉のグラーシュ」。
チェコの国民食のような存在で、ハンガリーの「グヤーシュ」という煮込み料理がルーツになっているそうだ。「日本で言うところのカレーライスみたいなもの」と高野さんが教えてくれた。
テーブルに運ばれてきたグラーシュの皿のふちには、小さなパンのようなものが添えられていた。高野さんによるとこれは「クネドリーキ」というパンで、チェコの主食の一つ。焼かずに茹でて作るのが特徴的なのだとか。
ハヤシライスのような見た目だが、甘味はなく、上品な印象。非常に深みがあり、大人な味わいのビーフシチューといった感じだ。
グラーシュ単体だとかなり濃厚なので、クネドリーキと一緒に食べるのがちょうどいい。牛肉や玉ねぎのうまみが存分に溶け込んだ落ち着いた味が、とっても気に入った。