「父の死後、初めて訪れた彼の『行きつけの喫茶店』。生前の様子を聞くと、私が恐れていた通り...」(大阪府・50代女性)
2023.03.23 11:00
シリーズ読者投稿~忘れられない「あの人」と~ 投稿者:Yさん(大阪府・50代女性)
Yさんの父親には、行きつけの喫茶店があった。
その店に行くことは彼にとって習慣になっていたようで、認知症が進行しても、気づけばその店に向かっていたという。
もしかしたら、迷惑をかけているかもしれない。Yさんはそう考えていたが、確認するのが恐ろしく、父親が亡くなるまで店を訪れることが出来なかった。
<Yさんの体験談>
9年前、父が82歳で亡くなりました。認知症が進み徘徊がひどくなり、夜中に事故に遭い、そのまま回復しませんでした。
父は若い頃から喫茶店へコーヒーを飲みに行くのが好きで、認知症になる前からよく通っているお店が、和歌山の実家の近くにありました。1人で行ったり友達と行ったりしていたようです。