なぜこれまで存在しなかった? 道民最愛「やき弁」の新フレーバーがしっくりきすぎる
ロコ・ソラーレ監修!「やきそば弁当 北見焼肉味」
まずは、「やきそば弁当 北見焼肉味」からレビューしていきます。
パッケージには、カーリングチームの「ロコ・ソラーレ」の面々がプリントされていて「私たちが監修しました!」と書かれています。ロコ・ソラーレのメンバーが、話題になった「もぐもぐタイム」みたいなノリで開発品の味見をしながらあれこれ言い合っている様子を思い浮かべると、なんだか楽しくなりますよね。
再現されている「北見焼肉」は、チームの本拠地がある北海道・北見のご当地料理。七輪で豚ホルモンや牛サガリを焼き、玉ねぎやフルーツなどが入ったタレで食べる焼肉料理です。
北見は日本一の玉ねぎの産地としても知られており、玉ねぎの入った焼肉タレがご当地グルメのスタートなのかもしれませんね。
「やき弁」といえば、麺の戻し湯で作るスープ付きなのもおなじみ。
カップ焼そばとしてはちょっとやさしい味の焼そばを、塩気強めなスープと一緒に味わうのが「やき弁」のスタイルとなっています。
フレーバーによって「中華スープ」と「コンソメスープ」が使い分けられており、「北見焼肉味」に入っているのはノーマル味と同じ「中華スープ」です。
ソースは、玉ねぎやりんご果汁が入った「北見焼肉」のタレをイメージしたニンニク風味のしょうゆ味。
焼肉のタレのようにとろみがついており、湯気からも焼肉のような臨場感ある風味が立ち上っています。
ただ、「やき弁」全般の特徴である、刺激の少ないやわらかい味であることに変わりはなく、焼肉味としてのパンチ力は少し足りない印象。ソースだけ舐めるととても焼肉らしい味なのですが、麺と一緒に食べるとおとなしくなってしまいます。
タレの甘みや焼肉の風味をもっと強調すると良さそうですが、そうするとスープと一緒に食べることで最適化される「やき弁」らしさは消えてしまうのかもしれませんね。難しいところです。