誰が?何のために? 日本各地に存在する「不思議な石像」の謎5選【2022年版】
お地蔵さんと日本の妖怪
どうして...? 「のっぺらぼう」になった地蔵
長い年月をかけて、奇妙な姿になってしまった石像もある。2022年3月26日に配信した「叩かれ続けて数百年、今や驚きの白さ 完全に『顔面崩壊』しちゃってるお地蔵さまがこちらです」で取り上げたこのお地蔵様だ。
東京・足立区の安養院という寺にある、「かんかん地蔵」は、頭から肩にかけて、ほとんど真っ白になっている。胴体の中心も削れ、白くラインが入っているような状態だ。
どうしてこんな「のっぺらぼう」みたいな姿になってしまったのか。住職に聞くと、それは人々の「願い」の形であることが分かった。
妖怪の名前を冠する地蔵
のっぺらぼうみたいなお地蔵さんがあれば、「一つ目小僧地蔵」もある。
所在地は神奈川県座間市の墓地。顔の横やそばに立てかけられた卒塔婆にはこう書かれている。
「一目小僧地蔵菩薩」
「南無一ツ目地蔵菩薩御尊霊」
なぜこの地蔵が「一目小僧地蔵」なのか。いったい、何を供養しているのか。
調べてみると、座間市では1つしか目の無い頭骨が発見された、という記録が残っていた。
詳しくは、10月27日配信「あの妖怪は実在した? 座間市にある『一つ目小僧地蔵』は、何を供養しているのか」をご覧いただきたい。