ようこそ、ここは「羽犬」の街―― 福岡・筑後市に奇妙なオブジェが点在している理由
街のあちこちに「羽犬」がいる
埋火さんが「羽犬」を発見したのは12月の初めごろ。場所は福岡県の筑後市だ。
「駅前や交差点、公園、学校前などに羽の生えた犬の像が当たり前のようにあって、よくよく考えてみるとかなりシュールに思えました」(埋火さん)
この他、壁に描かれたアートの中やマンホール、街角の看板にも羽犬が登場するなど、「羽犬」という存在が当然のものとして受け入れられ、日常に溶け込んでいる様子だったという。
「凄くユニークで素敵な街だと感じました。『羽犬』だけに限らず、自分の住んでいる町の当たり前のように思える風景が、実は一歩退いて眺めてみると、たまらなく不思議で面白いものだったりする事があるのかもしれません。今回は特にそれを強く感じた気がします」(埋火さん)
埋火さんが筑後市を訪れたのは、この地に残る「羽犬伝説」に興味を持ったからだという。
「羽犬伝説」というのは、一体どういう伝説なのか? 記者は14日、筑後市役所の企画調整課に詳しい話を聞いた。