何故?何のために? 複数の信号機が一列に連なって...「目のバグ」疑う光景が生まれた理由
「自分の目がバグったのかと思った」
そんな呟きとともに投稿された写真がツイッター上で注目を集めている。
なんと異様な光景だろうか。車用の信号機が3つ、歩行者用の信号機が5つ、同じ柱につけられている。ブレてそう見えているかと思ったが、どうもそうではない。
しかも、青黄赤の3色すべてが点灯していたり、赤と青が同時に光っていたり、見たことのない状態だ。
2022年12月9日、この写真をツイッターに投稿したのは「エサ|珍スポ 旅」(@meat_stew)さん。福岡県最南端・大牟田市で撮影したものだという。
この光景は一体、どういうことなのだろうか。Jタウンネット記者は13日、信号の設置者を取材した。
車用信号機の下に...
エサさんによると、目のバグを疑う信号があったのは、「信号電材」という企業の駐車場。その名の通り、信号機の製造・開発を行うメーカーだ。
記者の取材に応じた同社の社員は、これらの信号機は製品のチェックのために設置しているものだと説明する。
24時間365日稼働させ、屋外でどの程度の耐久性があるのかを調べているのだ。話題の写真をよく見れば確かに、車用信号機の下に「耐久試験中」と書かれていた。
この不思議な光景は、ツイッター上で多くの人々を驚かせ「なんじゃこりゃ!!!」「これは焦るwww」といった声を集めている。
ストリートビューで確認してみると、耐久試験中の信号機は道路からもはっきりと見えるが、通行人はびっくりしてしまわないのだろうか?
記者の疑問に、同社の社員はこう答えた。
「近所の方は慣れているので、特に驚かれるようなことはありません」