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今にも動き出しそうだけど、実は... リアルすぎる「アオダイショウのチョコレート」にネット騒然

藤本

藤本

2022.12.16 19:10
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2022年12月4日にツイッターに投稿された「蛇」の写真が話題になっている。

いったいどんな蛇なのか、早速ご覧いただこう。

緑が美しい(画像はどりどり@m_doridori_さん提供)
緑が美しい(画像はどりどり@m_doridori_さん提供)

ヌメっと光る身体を曲げて右方向を見つめる蛇だ。青みがかった緑色の体が美しい。

しかし、何故大きな注目を集めたのか。皆さんはその「理由」が分かるだろうか。

その答えは、投稿者・どりどり(@m_doridori_)さんが写真と共に呟いた言葉にある。

「これはすべてチョコレートを彫って作ったヘビです」

「生きてる、、」

そう、なんとこの蛇、東京在住のパティシエ・どりどりさんがチョコレートで作ったものだったのだ!

これが全部チョコレート...だと...(画像はどりどり@m_doridori_さん提供)
これが全部チョコレート...だと...(画像はどりどり@m_doridori_さん提供)

全体像はこちら。写真に映るものすべてがチョコレートで、食べられるそうだが、言われたところでにわかには信じられない。ツイッター上でも6000件を超えるいいね(9日夕時点)のほか、

「チョコレート!?!?思わず驚きました」
「生きてる、、」
「リアリティがえぐいですね! 」
「めちゃくちゃリアルでめちゃくちゃかっこいいです 天才や............!!!!」

と驚きと称賛の声が寄せられている。

こんなすごい作品、いったいどうやって作ったのだろう?

Jタウンネット記者は6日、どりどりさんを取材した。

「ペットに対するように『かわいいね~!』と思いながら」

どりどりさんによると、「チョコレートの蛇」は12月初めに開催された「お菓子×アート展」に展示するために制作した「アオダイショウ」。

まず粘土状にしたチョコで体を作り、それをカカオバターで着色。それから鱗を一つ一つ全て手彫りしたという。

鱗の一つ一つが手作業(画像はどりどり@m_doridori_さん提供)
鱗の一つ一つが手作業(画像はどりどり@m_doridori_さん提供)
「ヘビの躍動感のある構図と、生き生きとしたリアルな質感を表現することを大事にしました。鱗ひとつひとつをフリーハンド、一発勝負で掘っていくので集中力がかなり必要でした」(どりどりさん)

蛇を作るのには、1週間ほどがかかった。せっかく蛇の形を作っても、鱗を手彫りしているうちに溶けてしまいそうだが......溶かさないようにするための努力が、またすごい。

「基本的に20度くらいの部屋で作業するのですが、それでも手が温かい時は氷水に手をつけながら作業したり、室温をもっと下げて身体を強制的に冷やしたりすることもあります!」(どりどりさん)

めちゃくちゃ体を張っているのだ。

チョコを溶かさないように万全の体制を整えている(画像はどりどり@m_doridori_さん提供)
チョコを溶かさないように万全の体制を整えている(画像はどりどり@m_doridori_さん提供)

どうしてそんな大変な思いをしてまで、作品を作るのか――根底にあるのは、「生き物への愛」だ。

どりどりさんはこれまで、様々な動物たちをチョコレートや飴細工で作ってきた。そのこだわりを「ペットに対するように『かわいいね~!』と思いながら作ること」だと語る。そうすると愛着が湧いてきて作品に「生きてる感」が出てくるとのこと。

「生き物が大好きすぎるパティシエ」が次に作るのは、どんな生き物なのか。その活動から目が離せない。

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