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今にも動き出しそうだけど、実は... リアルすぎる「アオダイショウのチョコレート」にネット騒然

藤本

藤本

2022.12.16 19:10
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「ペットに対するように『かわいいね~!』と思いながら」

どりどりさんによると、「チョコレートの蛇」は12月初めに開催された「お菓子×アート展」に展示するために制作した「アオダイショウ」。

まず粘土状にしたチョコで体を作り、それをカカオバターで着色。それから鱗を一つ一つ全て手彫りしたという。

鱗の一つ一つが手作業(画像はどりどり@m_doridori_さん提供)
鱗の一つ一つが手作業(画像はどりどり@m_doridori_さん提供)
「ヘビの躍動感のある構図と、生き生きとしたリアルな質感を表現することを大事にしました。鱗ひとつひとつをフリーハンド、一発勝負で掘っていくので集中力がかなり必要でした」(どりどりさん)

蛇を作るのには、1週間ほどがかかった。せっかく蛇の形を作っても、鱗を手彫りしているうちに溶けてしまいそうだが......溶かさないようにするための努力が、またすごい。

「基本的に20度くらいの部屋で作業するのですが、それでも手が温かい時は氷水に手をつけながら作業したり、室温をもっと下げて身体を強制的に冷やしたりすることもあります!」(どりどりさん)

めちゃくちゃ体を張っているのだ。

チョコを溶かさないように万全の体制を整えている(画像はどりどり@m_doridori_さん提供)
チョコを溶かさないように万全の体制を整えている(画像はどりどり@m_doridori_さん提供)

どうしてそんな大変な思いをしてまで、作品を作るのか――根底にあるのは、「生き物への愛」だ。

どりどりさんはこれまで、様々な動物たちをチョコレートや飴細工で作ってきた。そのこだわりを「ペットに対するように『かわいいね~!』と思いながら作ること」だと語る。そうすると愛着が湧いてきて作品に「生きてる感」が出てくるとのこと。

「生き物が大好きすぎるパティシエ」が次に作るのは、どんな生き物なのか。その活動から目が離せない。