「深夜の公園で休む私の背後に、突如現れた老婆。ビックリして振り向くと、その手には...」(北海道・50代男性)
2022.12.07 11:00
深夜の公園のベンチで、後ろから...
深夜の道路工事の車輌誘導を、寒さに震えながらなんとかこなし、休憩時間が来ました。お腹が空いていましたが、コンビニに行きたくても明日の電車賃を考えると......。
食事を我慢することにした私は道路の裏にあった小さな公園へ。ベンチに座り、ヘルメットを脱いで、悲しい気分になっていました。
その時、背後から急に声をかけられたのです。
「お寒い中ご苦労様です」
ビックリして振り向くと、そこには背中を丸めた小柄で優しそうなおばあさんが立っていました。
ニコニコしたお顔で、手に持ったお盆には温かいお茶と、ラップがかかったおにぎりとお新香が乗った皿が。彼女はそれを、私に差しだしてくれました。