「深夜の公園で休む私の背後に、突如現れた老婆。ビックリして振り向くと、その手には...」(北海道・50代男性)
私のために、作ってくれた?
お茶が入っていたのは、かつて電車などで売られていたようなプラスチックの容器でした。そして、おにぎりとお新香は紙皿に。返さなくてもいいように気遣ってくださったのです。
日付が変わった深夜の時間だったのに、起きていらして、私のために準備してくださっていたのかと考えたら、ビックリしすぎて、ちゃんとお礼を言えていなかったのではないかと思います。
とにかく、空腹だった私は温かいお茶とおにぎりにむさぼりつきました。あの頃が一番辛くしんどい時期で、なんだか泣きそうになったのを覚えています。
あの時元気を頂いたおかげで、今はなんとか、夢の仕事で食べられるまでになりました。
汚い格好をした怪しい若造だった見ず知らずの私に、おばあちゃんがくださった優しさは、一生忘れることのできない、温かい思い出です。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)