伝統的な日本酒を、環境に優しくアップグレード 神戸の酒造による挑戦
[かんさい情報ネットten.―読売テレビ]2022年10月21日放送の「関西のニュース」のコーナーで、環境に配慮した酒造りをしている神戸の酒蔵を取り上げていました。
神戸市東灘区にある酒蔵「神戸酒心館」は2022年10月20日、「福寿 純米酒エコゼロ」を発売。"エコゼロ"という名前の由来は、「製造工程における二酸化炭素の排出量が実質ゼロ」であることなんだとか。
日本酒は米を蒸すときなど、製造工程にガスを使います。その工程自体は変えることなく使うガスをカーボンニュートラルな都市ガスに変えることで、二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする(森林による吸収分などによって相殺できるくらいに排出量を減らす)ことができたとのこと。
それだけでなく、リサイクルできるビンを使い、紙のラベルを貼らないなど環境に配慮した工夫も。
神戸酒心館の安福武之助社長は、「日本酒というのは伝統的な古い飲み物ですけど、環境に優しくアップグレードしていくことが今求められているから、このようなお酒を造りました」と話します。
今回の取り組みで日本酒1本あたり約1キロの二酸化炭素を削減できるとのことです。
神戸酒心館のような取り組みがますます広がっていくといいですね。
(ライター:まみ)