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市川市が公式YouTubeでほぼ毎日「神配信」 秀逸すぎるアイデアに称賛の声「本当に知りたいことを教えてくれる」

大山 雄也

大山 雄也

2022.11.07 08:00
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「市民が本当に知りたいことを教えてくれる神配信」
「最低限のコストで、できる限りの便利さを実現してる!!! 提案した人、採用許可した人偉い!」
「めちゃくちゃ秀逸だな。これでいいのよ、これで!」

これらは千葉県市川市が公式YouTubeチャンネルで行うライブ配信に寄せられた反応だ。

称賛を集める配信の内容が、こちら。

映っているのは1枚のモニターだ。その画面には「呼び出し番号」「窓口番号」といった札が貼られ、たくさんの数字が並ぶ。

そう! 市川市は、役所窓口の混雑具合をリアルタイムで配信しているのだ。

一目で混雑状況がわかるため、混雑具合を見てから家を出ることもできるし、受付を済ませた後で他の用事のために外に出ても、これを見て戻る時間を決めることもできる。

いったいどんな経緯でこの配信を行うことになったのか。11月2日、Jタウンネット記者は市川市に聞いた。

「予算をかけず、迅速にできる」

市川市・広報広聴課の職員によると、配信を始めたのは2020年2月。

住所変更や住民票、印鑑証明書の交付等一部の業務を取り扱う行徳支所の市民課のみで、全ての平日に行っているという。

外出しても受付状況が確認できるようになれば、待合スペースの「密」状態を解消することにつながり、新型コロナウイルス感染対策の一環となる。そして、この方法なら、迅速に、かつ低予算で実行できるというのが実施の理由だ。

行徳支所の待合スペースの様子(市川市広報広聴課提供、編集部で一部モザイク加工)
行徳支所の待合スペースの様子(市川市広報広聴課提供、編集部で一部モザイク加工)

ライブ配信によって、行徳支所市民課の待合スペースが密状態になることはなくなり、例年特に混雑する引っ越しシーズンの3~4月には、市民から「時間を有効に活用できた」との声も寄せられた。

密も避けられるし、利用者は効率的に時間を使えて、市にとっても大きな負担にならない。こんなありがたいライブ配信があるなんて、市川市民がうらやましい。

なお、ライブ配信を行っていない市川市役所第1庁舎でも、「ワンストップ窓口」という呼び出し状況をインターネットで確認できるシステムを導入しているそうだ。

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