ここがエジプトじゃない...だと? 鳥取で作られた「砂の像」がホンモノにしか見えない件
過去の展示以上の「親和性」
「砂の美術館」では、2006年から「砂で世界旅行」をコンセプトに、イタリア、アジアやアフリカなど、世界各地の名所等を砂像で再現し、展示している。22年7月30日から始まった最新の展示が「エジプト編」だ。
10月28日、Jタウンネット記者の取材に答えた同館の下澤武志館長はエジプト編の魅力についてこう話す。
「(砂像とエジプトというテーマには)今までになかったほどの親和性がある。より本物に近くなり、現地で旅行している気分が味わっていただけると思います」
エジプト編では、11か国から20人の彫刻家が参加。屋内外で22作品を展示している。
中でも見どころが、マスダさんが投稿で紹介していたアブ・シンベル神殿・スフィンクス・ピラミッドをひとつの作品で表現した高さ10メートル、幅22メートルの砂像だ。ダイナミックかつ再現度の高いこの作品が、今回のメイン展示物。下澤館長のオススメは、真下から見ること。そうすることで、更に迫力を感じられるのだという。
また、古代エジプトの生活の様子や発掘現場の様子を描いた彫刻も表現技術の高さを味わえて、見どころの1つなのだとか。
「エジプト好きの方にも満足していただいている展示内容になっています。また、今まで砂の美術館に訪れたことがなかった人も、入りやすいテーマになっていますので、この機会にぜひ訪れていただきたい」(下澤館長)
砂で世界旅行・エジプト編は2024年1月3日(23年1月10日~2月28日はメンテナンス期間で休館)まで実施している。まだまだ時間があるので、興味がある人は行くしかない!