「魅力度ランキング1位の世界線」「AIなんも知らんくて草」 AIが考えた「茨城県の女子」がファンタジーすぎる件
「AIに先入観はない」とは言うけれど...
投稿者のツノウサさんは、日々自身のツイッターに「AIで生成した画像」を投稿している。
27日、Jタウンネット記者の取材に応じたツノウサさんによると、使用したAIのツールやAIに与えた具体的な指示は非公開だが、話題の画像は「茨城県の女子」がテーマになるように生成したもの。
過程で類似画像が複数出来上がるため、どれがユーザーに受け入れられるかを考えつつ、「AIっぽさ」と「茨城感」を基準に選定を行ったそうだ。
AIが描く幻想的な茨城県は、ツイッター上で1万2000件のリツイートと9万件を超えるいいね(10月4日昼時点)のほか、
「茨城県行ったことなかったけどまさかこんな神秘的な街だとは...✨」
「これ、茨(いばら)の城(しろ)の女子って認識してるやろw」
「AIなんも知らんくて草」
「これは魅力度ランキング1位の世界線の茨城県」
「県『俺の要素どこ?』」
などの声が寄せられ反響を呼んでいる。人間に「茨城県の女子」を描いてもらったのではきっとこの世に生まれることのなかったイラストに違いない。しかし、ツノウサさんは現時点において、クリエイティブな作業についての軍配は人間側に上がると考えているそう。
というのも、数多くの画像生成を行ってきた結果、ツノウサさんは「先入観がない」と言われることもあるAIにはむしろ「学習による強い偏見」があるように感じているという。
「例えば、『閉店まぎわ、君の欲しがった椅子を買って、その荷物(椅子)を抱えて、電車の中、ひとりで幸せだった男』みたいな、いつかのメリークリスマスの画像をAIに生成してもらおうとするととても難しいです。
なぜかというと『椅子』『電車の中』ときたら、AIは『座席』を描こうとするからです。
また『椅子』『男』ときたら、AIは『椅子を抱えている情景』よりも『着席』を描こうとしてしまいます」
茨城のイラストに描かれているのも、多くの人が「茨」と聞いて思い浮かべる姿よりも、「薔薇」という言葉からイメージする花に近い。これもAIが行ってきた「学習」の仕業なのだろうか......。
とはいえ、そういった単語からの強い連想があるからこそ、現在のAIが生成する絵は人間が描くものとはまた違う味わいのものになるのかもしれない。
どんどん進歩していくAI技術。どこか不思議なイラストを楽しめるのは、もしかしたら今だけ?
ツノウサさんは茨城県以外にも、様々な都道府県をモチーフにしたイラストをAIに生成させ、ツイッターやYouTubeで公開している。
AIならではの解釈で生み出される都道府県の数々を見たい読者は、ぜひツノウサさんのアカウントをチェックしてほしい。